皆さんこんにちは。
静岡県沼津市を拠点に医療・介護の現場を支えるために、ナースコール設置やAI見守りカメラなどの介護DXサービスを提供しております株式会社N-TEC(エヌテック)です。
介護現場では、日々多くの業務が同時並行で進められるなか、スタッフ同士が共通の方向性を持って働くためには「目標設定」が欠かせません。目標があることで、職員の行動が明確になり、業務の質やチームワークの向上につながります。
本記事では、介護施設における目標設定の必要性と、長期・短期の目標の立て方、さらにはICT導入による業務改善=介護DXとの関係についてもわかりやすく解説します。施設運営の質を高めたい方はぜひご覧ください。
■介護施設の目標設定が重要な理由

介護施設では、スタッフ全員が同じ方向を向いて働くために目標設定が欠かせません。特に介護職は多職種が関わるため、目標があることで役割や責任が明確になり、効率的な連携が可能になります。具体的にどのようなメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。
・組織として同じ方向を向いて仕事に取組める
目標設定は職員全員が施設の理念や目的を共有するための基盤です。たとえば、「利用者の安全を第一に考え、事故を減らす」などの目標を掲げれば、日々の業務で注意すべきポイントが明確になり、スタッフの判断や行動が統一されます。こうした共通の目標は、職員同士のコミュニケーションを活発にし、仕事の質を高める効果があります。
・職員の目標にもつながる
施設の目標は、職員一人ひとりの個人目標設定にもつながります。たとえば、介護福祉士や介護支援専門員の資格取得を目指す職員は、自身の成長と施設の目標が一致することで、モチベーションを維持しやすくなります。さらに、経験年数や役割に応じた具体的なスキルアップ計画を立てることで、キャリアアップやチーム全体の技術向上にもつながります。
■介護施設の目標設定が無い、曖昧な場合どうなる?

目標設定が曖昧だったり全くない介護施設では、さまざまな問題が生じやすくなります。明確な目標がないと、職員一人ひとりの仕事の優先順位や役割が不明確になり、効率的な業務遂行が難しくなります。これは介護の現場で特に問題となりやすく、利用者への対応やケアの質に悪影響を及ぼします。では、どのような具体的な問題が起こるのか、主な事例を見ていきましょう。
・職員の主体性の低下と指示待ちの蔓延
明確な目標がないと、職員は「何を優先すべきか」「どのように動くべきか」が分からず、上司やリーダーの指示を待つばかりになってしまいます。これにより、スタッフのスキルや経験が活かされず、モチベーションの低下を招きます。介護現場では、迅速かつ柔軟な対応が求められるため、主体的に動けない状態は業務の効率や質を著しく下げてしまいます。
・職員間の連携不足と人間関係の悪化
目標設定がなければ、チーム内で情報共有や役割分担が曖昧になり、連携不足が生じやすくなります。これにより、介護職員同士のコミュニケーションが減り、誤解やトラブルが増加。結果として職場の人間関係が悪化し、離職率の増加や職場の雰囲気悪化につながることも少なくありません。
・不適切な判断と対応によるトラブルの増加
介護は専門的な知識と判断力が必要な仕事です。目標が明確でないと、職員は経験やスキルに依存するばかりで、業務の質を一定に保つことが困難になります。これが原因でケアミスや事故が増え、利用者や家族とのトラブルが起きるリスクが高まります。目標設定は、こうした問題を未然に防ぐための重要な指針として機能します。
■介護施設の目標は長期・短期で考える

介護施設における目標設定は、長期的な視点と短期的な視点の両方を取り入れることが効果的です。
・長期目標
長期目標は、介護施設の理念や将来的な方向性を示す役割があります。たとえば、「利用者一人ひとりが安心して生活できる環境を提供する」「地域で信頼される介護サービスを目指す」といった目標です。これらは職員全員が共有することで、日々の仕事の意味や目的を理解し、チームとして一体感を持って業務に取り組むことができます。
・短期目標
短期目標は、現場での具体的な課題解決やスキル向上に焦点を当てています。例えば、「認知症ケアの研修を受講し、対応技術を習得する」「利用者の転倒事故を月5件未満に抑える」「職員間の連携を強化し、情報共有の回数を週3回以上に増やす」といった目標が挙げられます。こうした目標は定期的に進捗を評価し、必要に応じて改善を行うことで、現場の業務効率やサービスの質向上に直結します。
■介護施設 年間目標例

年間目標は施設全体の方向性を示し、職員の業務やスキルアップの基準にもなります。施設の種類や規模に合わせて具体的で達成可能な目標を立てることが重要です。ここでは特別養護老人ホーム(特養)を例に、年間目標の具体例を紹介します。
・特別養護老人ホームを例とした年間目標例
特養では、利用者の安全と快適な生活支援、職員の技術向上が重要なテーマとなります。具体的には、「転倒事故の発生件数を年間10件以下に抑える」「介護福祉士や介護支援専門員の資格取得者を今年度中に5名増やす」などが挙げられます。これらの目標は利用者のケア品質向上に直結し、職員のスキルアップやモチベーション維持にも役立ちます。
・定性的な目標を設定する場合
定性的な目標は、数値化が難しいサービスの質や職員の意識向上に焦点を当てます。たとえば、「利用者との信頼関係を深めるコミュニケーションを実施する」「チームワークを強化し、介護現場での連携を円滑にする」といった目標です。課題を把握し理想の姿を明確にしたうえで、日々の行動に落とし込み、定期的な振り返りや研修で改善していくことが重要です。
・定量的な目標を設定する場合
定量的な目標は、数字で達成度を把握しやすい指標を設定する方法です。特養の場合、具体的な数値目標を立てることで、職員全員が目標達成に向けて取り組みやすくなります。例えば、利用者の転倒件数の削減や、リハビリ実施回数の増加、介護記録の正確な作成率などが挙げられます。数値を用いることで現状の課題を把握しやすく、効果的な改善策の検討や進捗管理が可能となります。
①売上目標を設定する
特養では売上目標の設定も重要です。収益は施設運営の安定に直結するため、利用者数の増加や介護サービスの充実を通じて売上を維持・向上させることが求められます。例えば、「今年度の売上を前年比5%アップする」といった目標を立て、施設全体で取り組むことが大切です。
②利用者数を設定する
利用者数の目標は、施設の収益やサービス提供の規模を示します。特養では入居者数の増加や空床率の改善を目的として、「入居率90%以上を維持する」といった目標を立てることがあります。利用者数を把握することで、職員の配置計画や業務負担の調整にも役立ちます。
③サービス品質の向上を数値化する
介護サービスの品質向上も数値目標で管理します。例えば、利用者満足度調査のスコアを年間で5%アップさせる、介護ミスの発生件数を半減させるといった具体的な数値を設定すると効果的です。これにより、職員のスキルアップや業務改善の意識が高まります。
④定期的な進捗確認
目標を設定した後は、定期的に進捗を確認し評価することが重要です。月次や四半期ごとに結果を共有し、達成状況を把握することで、課題があれば早期に改善策を検討できます。職員全体で目標意識を持ち続けるためにも、上司やリーダーがフォローし、サポートする体制づくりが求められます。
■定量的目標を支える介護DXの活用法

介護現場における業務改善や定量的な目標の達成には、ICT機器やデジタル技術の活用、いわゆる「介護DX(デジタルトランスフォーメーション)」の導入が効果的です。近年では、記録業務を効率化するシステムや見守りカメラの導入が進み、スタッフ一人ひとりの負担を軽減しながら、ケアの質を維持・向上させる取り組みが増えています。
たとえば、介護記録のICT化によって、手書きや転記作業にかかっていた時間を短縮できるほか、データをもとにケアの傾向を分析することで、業務改善や人員配置の最適化にもつながります。また、見守りカメラやセンサーの活用により、夜間の転倒事故を未然に防いだり、スタッフの巡回頻度を減らすことも可能になります。
こうした介護DXの取り組みは、「記録業務の時間を20%削減」「夜間の事故件数を月5件以下に」など、具体的な定量目標の達成を後押ししてくれます。単に業務を効率化するだけでなく、安全性の向上や職員満足度の向上にも貢献するため、目標管理と併せて導入を検討する価値があります。
■介護DXでお困りの方は「N-TEC」にご相談ください!

静岡県沼津市に拠点を置く株式会社N-TEC(エヌテック)は、介護施設の業務改善や職員の負担軽減に向け、ICT・DX機器の導入支援をワンストップで行っています。
ナースコールやAI見守りカメラの設置はもちろん、補助金の活用や申請に関するアドバイスも丁寧に対応致します。現場の実情に合わせたご提案が可能です。
導入にあたってのご相談から、機器の選定、補助金の活用、そして取り付け工事まで自社で一貫して対応しておりますので、安心してお任せください。
「何から始めればいいかわからない」「導入や補助金の相談をしたい」といったお悩みも、ぜひN-TECにご相談ください。
▼関連記事▼

