ナースコール設置高さの正解は?場所別の基準とJIS規格・トラブル対策まとめ

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皆さんこんにちは。

静岡県沼津市を拠点に介護DXを活用し、ナースコール設置やAI見守りカメラのワンストップサービスを提供しております株式会社N-TEC(エヌテック)です。


介護施設や病院の設備を設計・施工する際に、「ナースコールは床から何センチの高さに設置すべきか」「利用者が一番使いやすい位置はどこか」など、疑問や不安を抱えている人もいるでしょう。


法律に明確な数値の指定がないため迷いがちですが、JIS規格などを参考にした適切な基準を場所ごとに守ることで、緊急時に手が届かないといった重大なトラブルを未然に防ぐことが可能です。


この記事では、ナースコールの適切な設置を検討している方に向けて、ベッドサイドやトイレなどの場所ごとの推奨される高さ、JIS規格の基準、そしてよくあるトラブルへの対応方法などについて解説します。


施設の設計や施工を担当する方はもちろん、より安全な環境づくりを目指す施設経営者や管理者にもわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。


■場所ごとの適切な設置高さ



ナースコールの呼び出しボタンは、利用者の身体状況や使用する空間によって「押しやすい位置」が大きく異なります。適切な配置は、転倒事故などのリスクを未然に防ぎ、スタッフの迅速な対応を実現するための基本となります。


・ベッドサイドの高さ

居室のベッド周りでは、入居者が横になった状態でも無理なくボタンに手が届く配置が必要です。一般的に、床から80cmから100cm程度の高さの壁面に設備を設け、そこからコード(握り押しボタン)を手元まで伸ばす運用が推奨されています。


身体が不自由な高齢者でも、ベッドの柵に端末を固定するなどの工夫で安全を確保でき、緊急時に確実にスタッフへ連絡できる環境が整います。


・トイレでの適切な高さ

便所(トイレ)は、介護施設内でも転倒リスクが高い場所です。そのため、万が一床に倒れ込んでしまった状況でも操作できる配慮が求められます。


具体的には、床から60cmから80cmの座って押しやすい位置と、床から20cm程度の低い位置の2箇所にナースコールを設置するか、紐を床付近まで垂らしておく仕組みが必要です。これにより、どのような姿勢からでも緊急通報の通知が可能となり、利用者の安心感向上につながります。


・浴室で推奨される高さ

浴室も滑りやすく事故が発生しやすい空間です。入浴中の体調急変や転倒に備え、洗い場の床から低い位置(20cmから30cm程度)でも呼び出しができる防水型の機器を配置することが基本です。


浴槽内からでもボタンを押せるよう、浴槽の高さに合わせて壁面に設置するケースもあります。安全確保の観点から、水濡れによる動作不良などのトラブルを防ぐため、定期的な点検とメンテナンスを行うことがシステムの安定運用には不可欠です。


ナースコールの耐用年数についてはこちらの記事も参考にしてください。

》ナースコールの耐用年数は何年?減価償却・勘定科目のルールと寿命の違い


■設置基準とJIS規格



ナースコールの設置にあたり、法律や公的なルールを正しく理解することは、法令違反のリスクを回避し、誰もが安心できる介護施設を設計するために重要です。


・法律が定める設置基準

特別養護老人ホームや介護老人保健施設などでは、厚生労働省の基準により居室や便所への呼び出し装置の設置が義務付けられています。


しかし、法律の条文自体には「床から何センチに配置する」といった明確な数値は記載されていません。


「身体が不自由な高齢者でも確実に連絡できる位置」という要件を満たすことが求められており、この基本を無視すると緊急時の対応に遅れが生じ、行政指導の対象になる可能性があります。

参考:厚生労働省「介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準


・JIS規格の推奨寸法

法律に具体的な数値の指定がない分、現場での設置高さの目安として活用できるのがJIS規格(日本産業規格)です。高齢者や障害者に配慮した設計指針では、操作ボタンの位置などが細かく推奨されています。


この規格を参考に設備を配置することで、設計者や工事担当者の感覚に頼らず、客観的な基準に沿った施工が可能になります。便座に座った状態で手が届きやすい寸法などを遵守することで、施工ミスによるやり直しを防ぎ、施設の安全性を大きく向上させることができます。


■トラブル時の対応と設定



適切な位置に機器を配置していても、日々の介護現場では予期せぬトラブルが発生します。いざという時に慌てず対応するための基本的な運用方法を整理します。


・取扱説明書の確認方法

ナースコールが鳴らない、エラーランプが点滅しているなど、システムに異常が起きた場合は、まずメーカーの取扱説明書を確認することが基本です。


特に複数の機器が連携するクラウド型のシステムやスマートフォン連動型の場合、配線の問題か通信のエラーかを的確に把握する必要があります。定期的なメンテナンスや点検方法も記載されているため、スタッフ間で共有しておくことが大切です。


N-TECでは、特定メーカーに縛られず、修理・保守対応しております。気になる方は下記ページをご覧ください。

》N-TECの修理・保守対応に関して


・脱落時の解除手順

介護の現場でよく起こるのが、利用者がベッドの呼び出しコードを壁面の端子から誤って引き抜いてしまう「脱落」のトラブルです。この状態になると機器が断線したと認識し、ナースステーションなどに緊急通報のブザーが鳴り続けます。


アラームを解除するには、壁面の端子にコードを再度しっかりと差し込むか、本体の設定をリセットする作業が必要です。放置すると重大な事故を見落とす危険があるため、迅速な対応が求められます。


・システムの設定方法

夜間などスタッフの人数が少ない時間帯に合わせて、ナースコールの運用設定を見直すことも業務の負担軽減につながります。


例えば、特定の居室からの頻回な呼び出しに対して、一時的にPHSやスマートフォンへの通知音量を下げる設定や、担当者の端末だけに通知を送るグループ設定などがあります。現場の状況に合わせて柔軟にシステムを活用することが重要です。


■利用者に合わせた工夫



法律の基準や規格で定められた一般的な設置高さを守ることは基本ですが、介護施設には様々な身体状況の入居者が生活しています。そのため、画一的な設備工事にとどまらず、実際の利用者に寄り添った柔軟な工夫が安全確保には不可欠です。


例えば、車椅子を利用する方であれば、通常よりも低い位置にボタンを配置し直す配慮が必要です。また、握力が低下して通常の押しボタンを操作できない高齢者に対しては、軽く触れるだけで反応するタッチセンサー式の端末や、息を吹きかけるだけで呼び出しができる特殊なコール装置への変更を検討します。


さらに、ベッドの配置替えを行った際は、ナースコールが壁の奥になり「手が届かない位置」になっていないか、スタッフがリアルタイムで確認する体制づくりも求められます。


利用者の状態変化に合わせて機器の配置や種類を定期的に見直すことで、現場の安心感と満足度をさらに高めることができます。


■まとめ



ナースコールの適切な設置高さは、利用者の安全を守り、スタッフの迅速な対応を実現するために非常に重要です。法律上は明確な数値基準がないものの、JIS規格などを参考にしつつ、ベッドサイドやトイレ、浴室など、それぞれの空間に最適な配置を行うことが求められます。


また、適切な位置に設備を整えて終わりではなく、コードの脱落トラブルへの迅速な対応や、日々の運用設定の見直しも欠かせません。車椅子の方や握力が低下した方など、入居者一人ひとりの身体状況に合わせた細やかな工夫と定期的なメンテナンスを実施し、誰もが安心・安全に過ごせる施設環境を整えていきましょう。


■ナースコールの適切な設置やシステムの見直しをご検討中なら「N-TEC」にご相談ください!



株式会社N-TECは、静岡県沼津市を拠点に、医療・介護現場を支えるインフラ整備に携わってきた会社として、現場の動線を止めない安全かつ的確な施工をご提供しています。「通信工事」と「電気工事」の双方に精通したハイブリッドな技術力で、適切な設置高さの調整から、壁内の複雑な配線トラブルの根本解決まで一貫した対応が可能です。


当社は特定のメーカーに属さない「独立系」の強みを活かし、既存設備を最大限に活かした部分改修や最新機器への入れ替えなど多彩な提案力が特長です。


専任の担当者が現場を細かく確認し、車椅子の方や握力が低下した入居者様でも「確実に手が届く配置」「使いやすいボタンの選定」、さらには「スタッフの動線を踏まえたシステム連携」など、施設ごとの状況に合わせた最適な計画を丁寧にご提案します。


実際の施工事例でも、利用者の使い勝手と安全性を高めつつ、スタッフの業務負担を大きく軽減した環境へと生まれ変わった事例が多く、お客様から高い評価をいただいております。


株式会社N-TECは医療・介護現場に特化したノウハウを活かし、施工後のアフターサービスやコード脱落などのちょっとしたご相談にも迅速に対応。窓口を一つに統一して一貫してサポートするため、初めての設備リニューアルでも安心してお任せいただけます。


現地調査やご相談は無料で承っており、導入時の補助金活用に関するアドバイスにも対応していますので、「いまの設置高さで問題ない?」「もっと使いやすいナースコールになる?」など、気になる点は何でもお聞きください。


Webサイトのお問い合わせフォームからもご相談を受け付けております。


入居者様の命を守り、現場で働くスタッフの皆様に寄り添いながら、より安全で快適な介護環境の実現を株式会社N-TECが全力でお手伝いします。


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