皆さんこんにちは。
静岡県沼津市を拠点に介護DXを活用し、ナースコール設置やAI見守りカメラのワンストップサービスを提供しております株式会社N-TEC(エヌテック)です。
施設のナースコール設備を導入・更新する際に、「減価償却の耐用年数は何年で計算すべきか」「今の設備はそろそろ寿命で入れ替えの時期なのか」など、疑問や不安を抱えている担当者の方も多いのではないでしょうか。
実は、税務上の「法定耐用年数」と機器の「実際の寿命」は異なり、この違いを正しく理解することで、トラブルを防ぎながら無駄なコストを抑えた計画的な設備更新が可能になります。
この記事では、設備の入れ替えを検討している方に向けて、ナースコールの減価償却ルールや勘定科目の選び方から、実際の寿命、そして賢い入れ替えのコツまでを分かりやすく解説します。
経理処理に迷っている総務・経理担当者の方はもちろん、設備の老朽化や入替コストにお悩みの施設管理者様にも役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。
■減価償却と勘定科目のルール

病院や介護施設でナースコールを新しく導入したり、システムを入れ替えたりした際、経理処理で迷う担当者は少なくありません。ここでは、税金計算のベースとなる期間や分類のルールについてお伝えします。
・国税庁が定める耐用年数
設備を導入した費用は、一度に全額を費用にせず、複数年に分けて計上するルール(減価償却)があります。この経費を分ける年数を「法定耐用年数(国が定めた税金計算上の寿命)」と呼びます。
国税庁の基準では、ナースコールは一般的に「通信機器」や「インターホン設備」と同じ扱いで、法定耐用年数は「6年」とされるケースがほとんどです。
・迷いやすい勘定科目の選び方
購入した設備の経理上の分類(勘定科目)は、設置の規模によって変わります。例えば、親機や子機、PHS端末などを単体の機器として購入した場合は「器具及び備品」として処理します。
一方、壁の中に新しく配線を通すような工事を行い、建物と完全に一体化しているシステムの場合は「建物附属設備」として計上することが一般的です。
・償却資産の対象になる?
毎年申告が必要な「償却資産」に該当するかどうかも、設置方法で判断されます。机に置いているだけの親機や、壁から簡単に取り外せる呼出ボタンなどは「器具及び備品」として償却資産の申告対象になります。
反対に、壁の中に埋め込まれた配線(建物附属設備)で、家屋の固定資産税にすでに含まれているとみなされる部分は、償却資産の対象から外れる場合があります。
■寿命と耐用年数の大きな違い

税金計算上の「法定耐用年数」と、機器が実際に動かなくなる「寿命」は同じではありません。現場の安全を守るため、数字上の期間ではなく、リアルな交換時期(リニューアルの目安)についてお伝えします。
・実際の寿命は10〜12年
経理上は6年とされますが、業界団体などが推奨する「実際の寿命」は約10〜12年です。ナースコールは24時間フル稼働し、患者様から頻繁にボタンが押されるため、10年を過ぎると内部基板の劣化や配線の断線といった故障が発生しやすくなります。法定耐用年数=寿命ではありませんが、10年を目安にシステム全体を見直す時期に入ります。
・古い設備を使い続ける危険
予算の都合で15年以上同じ設備を使い続ける施設もありますが、そこには重大なリスク(危険)が潜んでいます。たとえば、夜間に親機が突然停止して呼び出し音が鳴らなかったり、ベッドの離床センサーとうまく連動せず、転倒事故への対応が遅れたりする恐れがあります。ナースコールは命に関わるため、完全に壊れる前の計画的な入れ替えが必要です。
・修理部品がなくなる時期
「故障した時に修理すればいい」と考えがちですが、メーカーによる「修理用の専用部品」の保有期間には限りがあります。ケアコムやアイホンといった主要メーカーの製品でも、生産終了から約7年でパーツの供給が終わってしまいます。そのため、導入から長く経過した機器は、いざ壊れた時に「部品がなく修理不可」となり、急な総入れ替えを迫られる可能性が高いのです。
ナースコール故障についてはこちらの記事も参考にしてください。
》ナースコールが故障した時の対応マニュアル|原因特定から修理まで
■ナースコール入替のポイント

いざ設備を新しくする時は、これまでの不便な環境を改善し、スタッフの負担を減らす絶好のチャンスです。無駄な費用や手間を省き、スムーズに移行するためのポイントをお伝えします。
・配線の老朽化も見直そう
ナースコール本体だけでなく、壁の中の線(配線)も同じように年数が経ち傷んでいます。表面の親機や子機だけを最新の製品に交換しても、古い線のままでは通信エラーや故障が起きやすくなります。
リニューアルの際は、目に見えない配線システム全体も点検し、必要に応じて新しいケーブルへ引き直すことが、結果的に長持ちしてトータル費用を抑えるメリットにつながります。
・工事が楽なワイヤレス型
従来の入れ替えでは、壁を壊して線を引き直す大掛かりな工事が必要で、施設を稼働させながらの作業は大変でした。そこでおすすめなのが、無線(ワイヤレス)タイプのナースコールです。
スマートフォンやPHSと連動する無線タイプなら、面倒な配線工事を大幅にカットできます。ベッド周りのコードもなくなるため、患者さんの転倒防止やスタッフの業務支援にも直結します。
・通信と電気のプロに頼む
最新のシステムは単なる呼び出しベルではなく、Wi-Fiや介護ソフトと連携するネットワーク機器です。そのため、設置を依頼する際は、従来の電気工事だけでなく通信技術にも詳しい専門業者を選ぶことが大切です。
両方の知識を持つ業者に任せれば、複数社に頼む手間が省け、トラブル時も原因を素早く見つけて復旧してくれるため、導入後も安心して使い続けられます。
ナースコール故障でお急ぎの方はこちらの記事もご覧ください。
》【緊急対策】ナースコールが鳴らない時の応急処置!故障を疑うサインと直し方
■まとめ

ナースコールの法定耐用年数は税務上6年とされていますが、実際の寿命は約10〜12年が目安です。長く使い続けると、突然の故障やメーカーの修理部品がなくなるリスクがあるため、完全に壊れる前の計画的な入れ替えが欠かせません。経理面では、設置方法によって勘定科目や償却資産の扱いが変わる点に注意しましょう。
設備をリニューアルする際は、表面の機器だけでなく老朽化した配線ごと見直す絶好のチャンスです。大掛かりな工事を減らせるワイヤレス型の導入や、電気と通信ネットワークの両方に強い業者を選ぶことで、トータル費用を抑えつつ、より安全で働きやすい施設環境を実現しましょう。
■ナースコールの入替・リニューアルをご検討中なら「N-TEC」にご相談ください!

N-TECは、静岡を拠点に地域に根ざして電気・通信インフラの整備に携わってきた会社として、医療・介護施設様の環境に精通した設計・施工をご提供しています。既存設備の老朽化対策から、施設全体の最新システム入れ替えまで、安全性と使いやすさ、そしてコスト削減を両立するプランニングが可能です。
当社は特定のメーカーに縛られない独立系の工事会社として、最新の通信技術を取り入れたナースコール環境の構築に強く、大掛かりな配線工事を減らすワイヤレス化やスマートフォン連動など多彩な提案力が特長です。
専任の担当者が現地を細かく確認し、建物の構造や既存の配線を踏まえながら「通信が途切れない配置」「スタッフの動線を妨げない設計」「予算や減価償却のタイミングに合わせた計画」など、施設ごとの課題に合わせた最適なご提案をいたします。
実際の施工事例でも、システム移行によって業務負担が大きく軽減された事例が多く、お客様から高い評価をいただいております。
N-TECは地域密着の強みを活かし、急なトラブル対応や施工後の定期メンテナンスにも迅速に対応。電気と通信の両方に精通した専門スタッフが一貫してサポートするため、大掛かりなリニューアルでも安心してお任せいただけます。
現地調査やご相談は無料で承っておりますので、「今の設備はそろそろ寿命?」「配線工事なしで入替できる?」など、気になる点は何でもお聞きください。
利用者様の安全と、職員の皆様が働きやすい環境づくりを、N-TECが全力でお手伝いします。
▼関連記事▼
ナースコールが故障した時の対応マニュアル|原因特定から修理まで
ナースコール断線の対処法!鳴り止まない脱落警報の止め方と修理の目安
【緊急対策】ナースコールが鳴らない時の応急処置!故障を疑うサインと直し方

