静岡県駿東郡 S様

静岡県立静岡がんセンター様にて介護DXツール・システムを導入致しました。


■概要

所在地: 静岡県駿東郡

施設: 県立がん専門病院


■導入前の課題

当センターは、独特の構造を持つ建物で、1つの病棟が3つのコアから成り立っています。そのため、どこからのナースコールなのかを瞬時に判断することが難しく、迅速な対応に課題を抱えていました。また、看護師が病棟内のどこにいてもナースコールを受けられるPHSとの連動と、電子カルテにスムーズに連動し、看護師の業務をきめ細かくサポートできるシステムを求めていました。患者さんの安全を確保し、質の高いケアを効率的に提供するために、新しいシステムが不可欠でした。


■導入したDXツール・システム

  • NICSS-R8(自立型)
  • ハンディナースコールシステム(スマートフォン・PHS連動)
  • インテリジェントナースコール(NIC-A、自立形親機)


■導入後の変化

新システムの導入により、業務効率化と迅速な対応が大きく改善されました。


電子カルテとのスムーズな連動により、看護師はナースコール画面から患者情報を一目で確認できるようになりました。これにより、患者さんがどのチームに属し、担当看護師が誰であるかがすぐにわかり、看護師間の連絡が非常に効率的になりました。画面の救護区分表示も非常に便利で、患者さんの入退院や外泊状況が色で示されるため、必要な情報を素早く把握できるようになりました。


また、PHS連動システムの導入は大きな効果をもたらしました。看護師が病棟内のどこにいても患者さんからのコールをPHSで直接受けられるため、患者さんを待たせることなく、迅速かつ確実に同時複数通話での対応が可能になりました。看護師がどの部屋に入っているか分からなくても、PHSの番号で直接連絡が取れるため、連絡を取る手間や探し回る時間がなくなり、業務効率が大幅に向上しました。


■お客様の声

電子カルテは、立ち上がっていないと情報を見ることができませんが、ナースコール画面で特定の患者さんを選ぶだけで、どのチームに所属し、担当ナースが誰か一目で分かるのは、私のように全体を見ている人間にとって、ナースと連絡を取る際に非常に効率的です。画面に表示される救護区分もとても便利でよく活用していますね。患者さんの出入りが多い時でも、『あの患者さんは何号室にいたんだな』とすぐに分かりますし、外泊や退院なども色が変わって表示されるので、こうした情報が瞬時に得られるのは大変便利です。


PHS連動は本当に便利になりました。看護師がどこの部屋にいるか分からなくても、持っているPHSの番号さえ分かればすぐに連絡が取れ、確実に対応できます。連絡を取ったり、探したりする手間が一切なくなりました。


次々と入院がある中で、患者さんには空いているベッドに入ってもらうため、担当チームが混在することもあります。しかし、PHSで誰が呼んでいるか部屋がすぐに分かるので、『そろそろ点滴で呼ばれたかな』などと自分でも状況が想像できますから、これは本当に大助かりだと思いますね。


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